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2012年10月4日木曜日

異国の言葉で暮らす

香港に住んで早5年半が過ぎました。元々中国語は全くできず、英会話は多少嗜むとはいえ、外国での留学など暮らした経験が全くなく、ビジネスで通じる英語かどうかわからないまま、なんとかなるだろうと日本を出てきました。

正確に言えば、アメリカ出張をした時になんとか仕事の会話ができるという感触は得てましたが(てへ)

香港に来て就職した最初の会社は、規模こそさほど大きく無いですが、とにかく日本語のできる香港人が沢山いて、社内での会話やメールは殆ど日本語で問題なかった程でした。直属の部下と中国工場のスタッフ、ローカルベンダーには日本語ができる人が少なかったので、その時は英語とヘタレな普通話でやってました。

今の会社は規模は桁外れですが、フロア内に日本語ができる香港人が殆どいません。部内には日本人が私の上司しかいないので、英語を使う比率は圧倒的に増えました。逆に、少なくとも香港との窓口になっている部門では、日本側にも英語が堪能な人がとても多いです。

今日はそんな日本のスタッフと香港人を交えてのTV会議がありました。




会議の主導は日本側で、TVの向こうで英語で話し始めますが、はっきり言って何を話しているのか殆どわかりませんでした。今月から担当した業務なので業務上の用語がわからないのかと思いましたが、そうではありませんでした。箇条書きにすると

<発音>

  • 日本語読みのいわゆるカタカナ英語
  • 所々「r」を妙な巻き舌で発音する。cargoが「かるご」に聞こえる
  • 「あー」とか「んー」などが頻繁に入る。特に「あーン」と微妙に「ン」が入るので「あーんど」と言いたいのかと思って聞いているとそうではない

<会議運営>

  • アジェンダや事前資料を配布しておらず、聞いてる側に予備知識がない
  • 話が一貫した流れになっておらず、あちこちに話が飛ぶ
  • わざわざ人を集めて、TV会議システムまで使って、何を決めたいのかわからない

決してその人の英語能力をバカにしている訳ではありません。私の英語だって五十歩百歩でしょうし、普通話にいたっては会議なんかできるレベルではありません。その日本側のスタッフも、日本での自分の領域では素晴らしい能力を持っている筈ですが、単にその伝え方から、低い評価をされてしまう訳です。

Twitterで有名なMay_Romaさんが、外国で仕事をする事について以前仰ってました。
  • 英語なんかできて当たり前、プラスアルファがないと仕事なんて無い
  • 英会話ができるのと、英語で仕事をするのではレベルが違う
  • 文化風習の違う相手を説得し、矛盾を突く会話が必要
  • 英語で世間話ができるようでないと社内で相手にされない
  • 英語で女性を口説ける位じゃないと仕事なんてできない
うろ覚えですので、細かい所は違うかもしれせんが、大意としてはこういう事でした。

また、一般的に、内容があれば発音は大した問題ではない、とも言われます。

今日の会議では色んなことを考えました。

まず、話の内容があるのは前提として。

やはり、発音は重要です。少なくとも、相手に「お前は何を言っているのだ(写真略)」という努力をさせてはいけないと思います。肝心の内容について考えるのに使うべき労力を割いてしまいます。文法もですね。ブロークンな会話は日常会話では面白いですが、ビジネスで、しかも初対面とかですと足元を見られます。

英語に堪能な人でも会話の途中でYou Know?とか、OKとかを頻繁に挟む人がいますが、あれもやめたほうがいいですね。効果的に使うならいいですが、以前の会社に出入りしてたベンダーさんで一言話す度に「OK」と言う人がいて、肝心の内容が聞き取りにくかったです。

会議運営のテクニックとしては、外国人相手、しかもTV会議などですと、事前にアジェンダと資料を配布しておくのは必須です。更に、大勢集めるのですからできるだけアジェンダに絞って会議を進めるべきで、それ以外の議題は避けたほうがいいでしょう。重要案件があれば事前にすりあわせておくとか。よほどの事がない限り、直前でどうしても会議中に検討しなければいけない事項が発生する事は無いと思います。

繰り返しますが、本当に大事なのは話の本質を見抜くことで、いくら発音が綺麗で言葉がぺらぺら出てくるようでも、ポイントを外していては意味がありません。


数年前に「日本人のための中国語講座」を受講しました。これは日本人の先生が教えるもので、その先生なりに「発音は重要」というポリシーを持っておられました。特に学習の初期で徹底的に正しい発音を身につけないとあとで矯正するのは大変だし、そのまま会話していると相手に伝わらないというものです。その過程で、口の形や舌の使い方を日本語で説明しないと初心者には伝わらないので敢えて日本人教師が教えるというコースでした。貞松老師、お元気ですか~?

実は10月からまた中国語のクラスを取るのですが、私の中国語は発音がいい加減→自信がない→もごもご話す→通じない→通じないから自信が持てない→更にもごもご という悪循環なので、少しでも自信をもってはっきりと発音できるよう、鍛え直したいですね。


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