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2012年11月9日金曜日

The best is yet to come

遅ればせながら、オバマ大統領が再選しました。私はまぁ歴代の大統領の中では割りと気に入ってるんですが(←何様w)、中でも注目してたのは今年五月に宣言した同性婚容認。

もちろんそこには政治的な思惑は入っている訳ですが、それなりに冒険だったと思います。対するロムニー候補は真っ向から反対していて(wikipediaによると元モルモン教の宣教師だったとか。さもありなん)、この辺が分かれ目になるのかな~と思ってました。結果的にはオバマ氏は賭けに勝った訳ですが、アメリカはリベラルなように見えて、特に地方都市ではまだ保守的な空気が強く差別も激しいと聞きますので、今後の政策や各州がどう動くか、注目です。

そんでもって、勝利スピーチの動画をみてみました。



スピーチの全文訳はここにあります。
バラク・オバマ米大統領、再選のスピーチ 全文和訳

The best is yet to come. 最良の時はまだ来ていない。つまり、これからだ、というメッセージです。
アメリカの皆さん、私は信じています。これまでの成果をもとに私たちはさらに前進し、新しい仕事や新しいチャンスのため、中間層がより安心できる毎日のため、さらに戦い続けることができると。建国の約束を守ることができると。一生懸命働く気持ちがあるならば、何者だろうと構わない。どこから来たのでも、外見がどうだろう、どこを愛していようと構わない。黒人だろうが白人だろうが、ヒスパニックだろうがアジア系だろうがアメリカ先住民だろうが構わない。若くても年寄りでも金持ちでも貧乏でも、五体満足でも障害があっても、ゲイでもストレートでもやる気さえあれば、ここアメリカではなんとかなる。
このスピーチだってリップ・サービスなのでしょうが、彼自身が話しながら興奮を拡大再生産しているのがわかって面白いです。

大統領が当選後最初のスピーチで「ゲイでもストレートでも」と言い切った所は画期的ですね。私はノンケのストレートですが、それでも誰が誰を愛するかで差別されるのは非常に違和感を感じていましたので、よくぞ言ってくれた!と思います。
尤も、これらがロムニー氏側から出た言葉なら素晴らしいんですけどね。実際、彼の投票者は殆どが白人だったそうです。


日本の政治家の所信表明では、税金がどうだとか医療保険がどうだとかナントカ手当が幾らとか、やたら即物的な話で終始します。夢食っても腹一杯にならん、ということなのかもしれませんが、こういう「自分の選んだ指導者は私をどこに連れて行くのか」という不安と期待に、希望を持って道を指し示す、という事はできないんでしょうか。夢で腹は膨らまないけど、「人はパンのみにて生きるにあらず」です。

「(前略)人は誰の奴隷でもない。そんなことの為に生まれるのじゃない。他者に虐げられても屈することない心。災厄に襲われても挫けることのない心。不正があれば正すことを恐れず、獣に媚びず。私は慶の民に、そんな不羈の民になって欲しい。己という領土を治める唯一無二の君主に。そのためにまず、他者の前で毅然と頭を上げることから始めて欲しい。諸官は私に、慶をどこに導くのかと聞いた。これで答えになるだろうか。その証として、伏礼を廃す。これをもって、初勅とする」

(小野不由美 十二国記 「風の万里 黎明の空」より)

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