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2014年6月19日木曜日

AK120II 音質レビュー

AK120IIをほぼ衝動買いしてから約2週間使ってみましたので、簡単にレビューなど。
使用するイヤフォンはIE 800ですが、先日この記事に書いたように、断線して修理に出した際にユニットが丸々新品になりましたので、現在バーンインの真っ最中です。まだ音がこなれていません(メーカー推奨100時間)。
今は非常に初々しい音で鳴っておりまして、これが徐々に変わっていく様子がまた楽しいのです。

そんな訳で、上記の件を考慮に入れて読んで頂ければ幸いです。

まず最初に感じたのは、最初に試聴した時にも書きましたが、低音の豊かさを感じました。ただ、前の記事にもあるように、個人的には情報量が多すぎて、FATに思えました。

その後、eイヤホンのレビューの印象が似ていたので、そう感じる人もいるんだな、と。そこでこの記事にあるようにProイコライザーをONにしてみたら、適度に引き締まって良い感じになりました。決して低音が痩せた訳ではなく、必要な筋肉を残して余分なものを削ぎ落とした、と言えば良いでしょうか。Proの設定の内容は非公開なのでわかりませんが、これが心地良いならそれで良しとします。

心なしか低音の量感はAK120よりも増えたように思えます。ただし膨らんだのではなく、芯が太くなった印象。あくまでもカッチリとした鳴りです。
EQ設定なしの状態だとわずかに低域の量感が多く感じる場面もあり(それはそれで楽しい)、その場合EQをPRO EQに設定するとエンジニアがおすすめするフラットでより癖のない音に変わります。

まぁ音のレビューなんて基準がある訳ではなく、人それぞれですので、その違いを楽しむ位の気持ちで読むのがよろしいかと。


次に感じたのは、下方向へのベクトルが力強くなったという点です。たとえばドラムをバシっと叩いた時、ピアノの左手をズンと沈めた時、その音が地面にむかって潜り込む時の力強さが増しています。ドラムの音はIE 800ユニットが新しいせいか、かなり乾いた音がするのですが、それもまた私の好みです。

AK100ではアンプを使ってましたが、単体でそれを上回る力強さがあるのはさすがです。

中~高音については、AK100と比較して全方位で改善されているとは感じますが、目の前の景色が変わるほどではない、というのがぶっちゃけた感想です。特に24bit/96kHzや24bit/192kHzなどのハイレゾでは、AK100と比較してそれほどドラスティックな変化は無いように思います。

むしろ、CDからリップした16bit/44.1kHzの音源での変化が大きいようです。先の低音に加え、アコギの一弦一弦の鳴りとそのハーモニー、音楽の後ろで鳴るベース、地を這うようなコントラバスなどが、クリアに聴こえると同時に音楽としてまとまっています。ただ、以前も書いたように、全体の情報量が多い結果、かそけく鳴るチェンバロなどは少し掻き消えてしまう感じもします。

次にヘッドフォンですが、手持ちのFidelio X1を使った限りでは、ややパワー不足を感じます。ボリュームを上げればそれなりに鳴っているのですが、いまいち到達点に達していないようなもどかしさがあります。視聴時にXD-01を光接続してみましたが、ドライブはするもののAK100+XD-01とほぼ同じ音なので、却下。
AK120IIは標準でラインアウトする機能があるので、ラインインに強いアンプを検討しているところです。とはいえ、普段イヤフォンで聴く分には全く不満はありません。あくまで大口径のヘッドフォンを鳴らす場合にもうちょっとトルクが欲しいな、という程度。

操作面では、全体のレスポンス、画面の見やすさは大きく改善され、非常に使いやすくなりました。AK100で見られたスクロール時のひっかかりは皆無です。操作も従来のAKと似たようなところが残されていて、大して迷わずに操作できます。タグの認識率も改善されているようです。AK100では他と同様の手段で書いたはずのタグが時々認識されませんでしたが、AK120IIではそれらもきちんと表示されます。S-JISで書かれたタグが文字化けするのは従来通りですが、いまさら直す気もしませんので放置。

が、いくつか不満点もあります。一番大きいのは、一度でもホーム画面に戻ってしまうと、プレイリストから上位フォルダに戻れないこと。その場合、ホーム画面の「フォルダー」、つまりルートから順繰りにたどっていかないとプレイ中のフォルダから移動することができません。

完全にタグから操作している場合は良いでしょうけど、フォルダ単位で聴く場合は結構ストレスです。

携帯性は非常に良いです。AK100+XD-01ではずんぐりむっくりしてしまい、シャツの胸ポケットに入れにくいこともありました。またXD-01のボリュームが軽いため、簡単に動いてしまい、いきなり大音量になってうわっちゃ~~てな事がよくありました。AK120II単体ではシャツの胸ポケット、スラックスやジーンズのポケットでもするっと入ります。ボリュームロックがあるので、意図せず音量が変化することもありません。ただし、ボリュームを操作する場合はポケットから出し、電源ボタンを1プッシュする必要があり一手間増えてしまいますが、これはしかたありません。

電池の持ちは、AK100よりやや短くなってますので、長時間乗り物に乗りっぱなしの時はモバイルバッテリー必須ですね。


以上、微妙に切れ味の悪いレビューになってしまいました。現在ハイレゾ対応DAPを持っていない方、あるいはAK100単体でお使いの方には、値段が許容できるなら十分買う価値はあると思います。AK240をお持ちの方は、興味はあっても購入することは少ないでしょう。AK120やAK100MKIIからのアップグレードパスとしては。。。。決して変化が無いとは言いませんが。。お手持ちのmSDに普段聞いているファイルを入れてお店に行き、じっくり試聴することをお勧めします。

例えて言えば、十分に美味しい野菜を作っている畑の土を良いものに入れ替えた結果、口に入れた時の美味しさは相変わらずだけど、確実に滋養分が増えている、といったところでしょうか。

購入金額ですが、行き付けの店でしたのでちょっと無理を言って安くしてもらいました。eイヤなどの買い取りキャンペーンは別として、こちらは消費税が無いせいもあって通常日本で買うよりは大分安かったです。なにしろ、レシートとインボイスの価格が違っていて、インボイスにあまりに安い価格が載ってるとヤバイので通常価格にしておいた、と店員が笑ってた位w


因みに。。余ったAK100とXD-01は、どこかに売りに出すことも考えましたが、現在はAK100はPS3の音声光コンバータとして、XD-01はPCのUSB DACとして活躍しております。いちいち抜き差ししなくてもいいので楽ちんw

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