2013年12月2日月曜日
香港引っ越し日記(1)
香港では引っ越しが頻繁にあります。私も在港6年強の中で3回引っ越ししました。来港直後にアパートが決まるまでの2週間ほどいたホテルからの引っ越しを含めると4回。
香港の賃貸契約は通常1年目Fix、2年目Optionと言われていて、1年以内に退去する場合は言い出したほうがペナルティを払います。2年目以降は1ヶ月前告知でペナルティ無しで可能。勿論住民が別の良い部屋安い部屋が見つかったなどで引っ越す場合もありますが、大家の都合で追い出されるケースも多々あります。香港では不動産は投機対象なので、値上がりしそうな部屋を購入し、家賃をローンより高めに設定して賃貸に出し、値段が上がったところで売りに出すことがままあります。その場合、大家が変わった時に家賃が上がることがあり、1か月後に家賃を上げるけど嫌なら出て行け(意訳)というお手紙が突然届きます。ヘタすると2年目に入った途端にそうなることも。
私は2年ほど通常の賃貸契約のアパートにいましたが、それ以外はサービスアパート契約の部屋にいました。これは本来は短期契約者向けのもので、1ヶ月毎の更新、光熱費・インターネット・週一のメイドサービスが家賃に混みになっていて、大変便利です。メイドはゴミ捨て、簡単な掃除、ベッドのリネン交換などをしてくれます。
2009年にTSTに引っ越した時はビルはボロながら安い家賃のサービスアパートが見つかったのでそこにいましたが、今年7月末に突然大家からのメールが。
その部屋は大雨や台風の時は壁から水漏れが発生し、周囲のモルタルがでろでろに溶けます。いつぞやは帰宅したら枕からマットレスまでびしょ濡れで、交換させたほど。毎年クレームをあげていたのですが、そのメールが言うには
「水漏れの件、ようやくビル管理が修理に応じた。外壁の工事と同時に内装もやり直すので『10日以内に』退去すべし」
目が点になって5回位メールを読みなおしたのを覚えています。
それからはバタバタで引越し先を探します。が、TSTから離れるのであれば、目星を付けた部屋を見て、周囲の環境、交通の便などを確認しなければなりませんが、残り10日でそんなことは無理。早々に大家に「責任を持って次の部屋を紹介すること。デポジット、引っ越し代はそっち持ち」という条件を突きつけつました。なにしろどう考えても無茶な話なので、いくらでも強気になれますw
結局、その大家(会社)が持つ別の物件が徒歩数分の距離にあり、部屋は狭くなり家賃も上がるものの、契約形態はサービスアパートのままで光熱費、ネット、メイドサービスは従来通りという条件で決めました。なにしろ急な話で時間もなければ準備もできてなかったので選択肢がありませんでした。
引っ越し先の部屋を見に行ったところ、とにかく狭い。収納スペースが無い。まぁ香港では家賃3万ドルを超える部屋でもクローゼット以外の押入れのようなスペースは無いのが通常ですが、それまでの部屋は本棚付き机がある部屋を選んだので、それなりにモノを置くスペースがありました。
なので、断捨離開始。
持ってた紙の本や資料は殆ど捨てました。どうせ紙の本は今は読みません(老眼(ToT)&タブレット使用のため)。DVDやCDも買ったまま観てないのはよほどのものを残してバサバサ捨てました。売れそうなものは残してあるので、そのうち信和中心に持っていきます。衣服も、まだ着れるけど古くなったもの、サイズが合わないものは全部捨てました。洋服に関する興味が低いのでそんなに無いと思ってましたが、北京旅行の準備で冬物を買ったため、捨てたつもりでも意外に残りが多かった。。。PS3やNASなどPC周辺機器、精密機器の箱は、引っ越したあとで捨てました。空き箱は結構取っておくタイプでしたが、無理。知らない間に溜まった用途不明の電源ケーブルやUSBケーブルも廃棄廃棄。勢い余って必要なケーブルが引越し後に見つからなかったのはお約束w
という訳で、大分身軽になったと思いましたが、それでも入りきれない荷物が。。。一部は同じビルに管理会社保有の別の部屋(当時倉庫代わりに使っていた)に置かせてもらいました。先日帰宅したら予告無く部屋に放り込まれてましたw
そんなこんなでようやく7月末から8月にかけて引っ越しが完了しました。狭いのは最初にわかってましたが、入居してから困ったことがいくつか。そのうち最大のものは臭いです。元々部屋に染み付いた臭いがあり、引っ越した翌日に空気清浄機を買いましたが、24時間運転しても匂いが取れません。更に、換気扇をつけると時間帯によって周囲の部屋から煮炊きの臭いが逆流してきます。最初は換気扇のファンの向きを間違えてるのではと思いましたが、ちゃんと排気してます。それでも入ってくるこの臭いは。。。部屋自体の臭いに加え、外からくる魚を焼いているような臭いには参りました。せっかく修理させた換気扇ですが、つけっぱなしにして夜帰宅すると、ドアを開けた瞬間にうううっ。。。!と。換気扇を止めておくと臭いはマシになりましたが、その代わりにドアを開けるとこもった空気が襲ってきます。
元々吟味して入った部屋ではなく、緊急避難みたいなものでしたので、来年の早いうちに引っ越ししたいなーと思い、Webなどでいろんな地域の部屋を見始めたところ。。。
<< to be continued....>
次回予告
突然の告知でピンチに陥った俺。代替策を探すも思うように進まない。刻々と迫るタイムリミット。さぁて、次回もサービスサービスぅ。
登録:
コメントの投稿
(
Atom
)
0 件のコメント :
コメントを投稿